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生命科学と報道
青野 由利 先生
毎日新聞社論説委員(科学担当)、科学環境部編集委員兼務
● 略歴
東京大学薬学部卒
東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了
MITナイトサイエンス・ジャーナリズム・フェロー
オックスフォード大学ロイターフェロー
ほか
● 科学との関わり方・モットー
科学者になろうと思ったが、実験下手で断念。科学の世界から足を洗うつもりだったが、科学という営み、自然界の謎解きに対する興味が、他のものへの興味に勝ることを発見し、「科学について書く」という仕事を続けている。かつて、アーサー・コーンバーグ博士から聞いた「科学者の仕事は、ビジネスや政治、法律などとは比べものにならないほどすばらしい」という、ちょっとナイーブな言葉に共感している。
● 現在の科学に対して感じていること
成果主義、集中と選択、トップダウンなどの行き過ぎが、科学の世界を蝕んでいるのではないかと気になる。若い研究者が、科学という営みに夢を持てなくなっているとしたら、大問題(杞憂ならいいが)。
● 研究を評価する時の基準
新聞記事にできるかどうかという観点では、一般の読者が「へえー」と思うような内容があるかどうかがポイントとなる。取材の中で、その研究に「穴」がないか、世界の潮流の中でどういう位置づけにあるかを判断し、さらに、同じ分野の研究者の意見も聞く。
● 若手へのメッセージ
最近、オワンクラゲの下村脩さんから聞いた言葉「おもしろい問題があっても、難しいからやめておこうと尻込みする若者が多い。難しそうだからといって、簡単にあきらめちゃ駄目ですよ。がんばれ、がんばれ」
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