■'02 年生化若手夏の学校 夏は普段の研究とひと味違う体験を■

本シリーズは蛋白質核酸酵素(共立出版)2002 年 7月号に掲載しております。
2002年7月号 '02 年生化若手夏の学校 夏は普段の研究とひと味違う体験を
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(掲載号発売日から1ヶ月後より当websiteへ順次掲載いたします。最新号は共立出版"蛋白質核酸酵素"をご覧ください。)


(蛋白質核酸酵素7 月号 Vol.47(2002)より許可を得て転載)
夏は普段の研究とひと味違う体験を

 この号が書店に並ぶ頃はまだ梅雨の真っ最中でしょうが、長雨の季節が終わればいよいよ夏です。そこで今回のキュベットはサマースクール及びサマーコースについての話題です。またこのページを運営しております、生化若手の会主催の夏の学校に関するお知らせも兼ねさせて頂きます。

 夏休みには(大学院生にはそれほど長期の休みは望むべくもないかもしれませんが…)普段の仕事の手を休めて、旅行等でリフレッシュするのはもちろんですが、それ以外にも普段はあまりしないような勉強をして新たな領域を開拓する、自分自身を磨く機会でもあります。実験ばかりしていると考え付かないようなふとしたひらめきが研究を大きく展開させてくれることもあります。
 サマースクール/コースはそういった機会を提供してくれるものの一つでしょう。やはりこの時期はまとまった時間がとりやすいためか、様々な種類のサマースクール/コースと名の付くものが開講されています。バイオ系に限ってすぐに思い付くものだけ挙げてみても、各大学付属臨海実験所の公開臨海実習、基礎生物学研究所、生理学研究所、理化学研究所脳科学総合研究センター(BSI)などの研究機関のコース。そして学会の後援を受けているものでは、生化若手、生物物理、農芸化学、生物工学、生理学など様々な分野で『若手の会』主催の夏の学校が開催されており、これらをあわせると結構な数になります

 さてこうしたサマースクール/コースの内容を見てみると、おおざっぱに言って2通りのタイプがありそうです。一つは主に講演/シンポジウム等を比較的大きな規模で複数行うものであり、各学会の後援を受けた若手の会の夏の学校の多くがこの形式です。もう一つは比較的長期間(5日前後から長いもので一ヶ月程度)に渡って実習を行うケースです。研究所主催のものは多くがそうであり、基礎生物学研究所、生理学研究所、理研BSIのコースや各大学付属臨海実験所の公開臨海実習などはこちらである場合が多いようです。また、これらのコースの多くがシンポジウム等を併せて行っています。
 では果たしてどちらのタイプのサマーコースがいいのでしょうか?自分が求めているものが何で、そしてそれぞれのコースから何が得られるかで答えは変わってくるでしょう。

 必ずしもすべてにあてはまるわけではありませんが、一般的に言って、実習タイプの場合は自分の興味に即した実験手法等について集中的な知識と体験を得ることができるでしょう。自分の研究に新しい技術を導入したい場合には大いに助けになるでしょうし、研究対象・興味を同じくする人達とのディスカッションは非常に有意義に違いありません。一方、講演/勉強会タイプの場合は実習形式よりも多くの参加者が集まる場合が多く、色々な人と時間をかけてディスカッションしやすい環境であることが多いようです。主催団体によってはかなり幅広い分野から参加者が集まっていることもあり、学会のような異分野交流の場でもあります。こちらの場合は前者のような比較的少人数の集団がコアとなって一緒に勉強すると言うよりは、多人数であれこれ議論したり人脈を作ったりできる点にアドバンテージがあるでしょう。

 さて、この夏我々生化若手の会も夏の学校を開催致します。本年で第42回を数える生化若手夏の学校は典型的な講演/勉強会タイプのサマースクールで、生化学およびその関連分野の大学院生を中心とした若手研究者(の卵を含む)が人脈を広げ、ネットワークを作り、そして自分の専門分野だけに捕われず幅広い視野を持って発展的な研究ができることを目標に、シンポジウムや研究交流を行います。生化若手の会では、共に未来の研究について語り合える皆さんの参加を心よりお待ちしております。詳しくはホームページ(http://www.seikawakate.com)を御覧下さい。

(生化学若い研究者の会 夏の学校事務局)


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