第50回実行委員長挨拶

 

2010年第50回生命科学夏の学校(夏学)webページにお越しの皆様、お忙しい中、当サイトを閲覧してくださりありがとうございます。第50回の記念すべき夏の学校は、全国の大学、大学院を中心に集まった50名のスタッフがお世話申し上げます。よろしくお願いいたします。

 

今回の夏学は生化学若い研究者の会OBOGの先生をはじめとする多くの講師の方々に手助けしていただき、記念の会らしく、「生命科学の歴史を振り返り、未来を切り開く」事を目標に色々な企画を用意いたしました。50年夏学が続いた節目だからこそ、改めて今までの生命科学研究を振り返り、これからの生命科学研究には何が必要かを問いかけるべきなのではないかと思います。そこで、先生方の最先端の研究のお話、一大分野を築いてきた武勇伝を直にお聞きすることができるだけでなく、先生方と一緒にディスカッションし、語り合えるように様々な工夫をこらしました。また、参加者どうしの交流、議論にも重点を置いて企画を準備してきました。ぜひ楽しんでいってください。

 

思えば2年前、私は修士一年の時に初めて生化学若い研究者の会が運営する夏の学校に参加しました。知らない人たちと話せるんだろうか、友達ができるんだろうかという不安もつかの間、気づけば志の高い刺激的な仲間に囲まれており、普段聞く事の無い分野の話にわくわくしたものです。毎年、参加者の2/3以上は初参加者です。初参加の皆様にもぜひ多くの人と交流していただき、有意義な経験をしていただきたいと思います。また、今年は第50回目と言う事で初の試みとして、OBOGの先生方を沢山お招きしております。OBOGの先生方には昔を懐かしんでいただくだけでなく、生命科学の広い分野の若手とディスカッションしていただき、若手に色々お教えいただけることを楽しみにしております。そして、先生方にとっても若手とのディスカッションがよい刺激になれば何よりです。

 

夏学を運営して行く中で、気づいたことがあります。それは、ここで知り合った人たちとの関係は一期一会と言うわけでもなく、ずっと続きうるものだということです。例えば、私は去年の夏学で仲良くなった先生と共同研究をするに至りました。夏学が無ければ、知り合う事も無かった先生です。自分の研究と直に関わる部分での出会いが夏学にあります。また、10年前、20年前に夏学に関わっていたOBOGの先生方とお話して知ったことは、出会って10年、20年、彼らがずっと仲間で居続けたということです。研究を超えた人としてのつながりも夏学にはあります。そして一番よく耳にするのは、学会で再会した話です。一度夏学に参加された方は必ずと言っていいほど、どこかの学会でまた夏学参加者と出会うでしょう。周りに知り合いが少ない中、再会するとまた一段と話が弾み、仲良くなるものです。このように、様々な形で夏学にて知り合った人たちがその場限りで終わらない関係を築いてきております。このような、一度限りで終わらない人間関係は合宿形式で三日間、密に交流することのメリットなのではないかと思います。夏学での出会いとここから続いていく人間関係が皆様にとっていい刺激となり、少しでも今後のご活躍の手助けになれば幸いです。

皆様の今後のますますのご活躍とこれから50年の生命科学研究の発展を願って。

 

第50回生命科学夏の学校実行委員長

谷中冴子

(東京大学新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻博士一年)








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