現在は、意識しなくても科学研究の成果を使用する時代になりました。他方、社会の理解が得られなければ、科学研究予算が仕分けされてしまう時代でもあります。しかし、一般社会と科学者コミュニティとの情報交流は少なく、両者の間には溝があるように感じます。
そこで、今回のシンポジウムでは「科学コミュニケーション」を題材としどうすれば両者の溝を埋めることができるか、その溝を埋めることによって両者にどのようなメリットがあるかを議論していただきます。
その議論を通じて、社会における研究者の役割やコミュニケーションの重要性を考える機会にしていただきたいと思います。
[PDF]要旨集2010-シンポジウム
第一部 :講演
第二部 :グループワーク
講演タイトル
小倉 康 先生(国立教育政策研究所教育課程研究センター)
「子どもにとっての理科、市民にとっての科学リテラシー、そして専門家にとっての科学」
小林 傳司 先生(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター)
「何のための科学リテラシー? 何のための科学コミュニケーション?」
まじめな議題ですが、皆で楽しく議論しましょう!!
オーガナイザー:塚本雅之(東京大学)、杉田昌岳(立命館大学)、松浦まりこ(首都大学東京)