(株) バイオフロンティア パートナーズ 代表取締役社長  大滝 義博

1. 講演要旨
ヒト・ゲノムの塩基配列解析終了宣言は世界に対し衝撃を与えましたが、加えて、21世紀はゲノム産業の時代であることを高らかに宣言する効果も示しました。
 バイオテクノロジーが産業応用を目指して研究開発をスタートしてから約30年、その間、絶え間ない研究・開発が進められてきましたが、その主たる担い手は実は欧米のベンチャー企業でした。進展著しいバイオテクノロジーの世界にあっては、技術の変化にフレキシブルに対応できるベンチャー企業が最も活躍できるのです。
 欧米に比し、遅れた感の否めない日本にあっても近年、政府を始めとして各界でベンチャー企業支援が叫ばれています。大学から民間へ技術移転を行うTLOの設立、大学教官の兼業規制緩和、各種資金支援制度の充実、株式公開市場の新設などを含め、この数年だけを見てもバイオベンチャー企業設立の環境は劇的に変わったと言えるでしょう。このような状況下、世界と競争できる実力をもつバイオベンチャー企業をいかに育てられるかが日本にとって大きな課題となっています。

2. 現在の仕事
日本、米国、欧州、オーストラリアを中心にバイオベンチャーへの投資、 成長支援、提携支援、株式市場への公開支援など、ベンチャー企業の設立から 成長までを首尾一貫してサポートするベンチャー・キャピタル業務

3. 略歴
1979年東北大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程終了
1980年野村総合研究所(生物科学研究部)入社
1988年日本合同ファイナンス(株)[現(株)ジャフコ]へ転籍
1991年北里研究所客員研究員(併任)、(株)ジャフコ審査部部長
1995年筑波大学先端学際領域研究センター客員教授(併任)
1995年(株)ジャフコ投資調査部部長
1998年厚生省医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構顧問(併任)
1998年(株)ジャフコ 特別顧問
1999年 (株)バイオフロンティア パートナーズ 代表取締役社長