美しく、どこかミステリアス、、、
−−−植物−−−

講師 石川 雅之先生 (北海道大学農学部 助教授)
   ウイルスの増殖をサポートする宿主因子を求めて
   柿本 辰男先生 (大阪大学大学院理学研究科 助手)
   サイトカイニン情報伝達系の研究
   平山 隆志先生 (理化学研究所 研究員)
   高等植物のエチレン情報伝達機構
オーガナイザー  花岡 秀樹(総合研究大学院大学)
 最近、とかくせちがらい世の中心のゆとりを保つのも大変です。そんなとき、人の 心に安らぎを与えてくれる存在---それが、植物です。古来より多くの風流な心の持 ち主が植物を愛でてきたものです。桜やもみじの美しさはいうまでもなく、青々とし た新緑や、寂寥感を背負い立つ冬の木立の姿など、何かしら私たちの眼を惹きつける 力を有しています。

そんな不思議な魅力に溢れている存在、植物について、どれほどのことを私たちが知 っているのでしょう。そう、動物や微生物と比較して、植物は、まだまだわかってい ないことがとても多い未知の分野なのです。今回、このミステリアスな存在に対して 、精力的に研究を行っている、「若い」研究者をお呼びし、講演をしていただきます 。北海道大学の石川雅之先生、大阪大学の柿本辰男先生、そして理化学研究所の平山 隆志先生です。

 研究室では、シロイヌナズナという植物が大活躍しています。小さなやつですが、 どっこい植物としての基本を全て備え、可愛い花を咲かせてくれます。我々が、五感 を通じて様々な外界の刺激を感じるように、植物達も日々刺激を受け、それに応じて ダイナミックに反応しています。今回、柿本先生、平山先生、にはそれぞれサイトカ イニンとエチレンによるシグナル伝達について講演していただきます。ミュータント 達の不思議な生長に、きっと目を見張ることでしょう。

 一方、植物達は日々自分を脅かすウイルス達との戦いにも明け暮れています。そこ にはいったいどのような世界が広がっているのでしょうか?石川先生が不思議な世界 へと導いて下さるはずです。

 植物の研究はこれからが旬です。今年の夏の学校、若い研究者の案内で、あなたも 不思議な世界をちょっと覗いてみませんか?粋な心を持っている、多くの若い方のご 来場をお待ちしています。