シグナル伝達研究の最前線

講師
澁谷 浩司 先生(基礎生物学研究所 発生生物学研究系形態形成部門)
TGF- βおよび Wnt シグナル伝達の分子機構 久本 直毅 先生(名古屋大学理学部 生体応答論)
線虫 C.elegans をモデル動物とした JNK/MAP キナーゼカスケードの解析 オルガナイザー 
笹倉 寛之(名古屋大学理学部 分子神経生物学)

 MAPK, TGF-beta, SMAD . . . 。皆さん、これらのシグナル伝達分子をどこかで見たことがないでしょうか?あるいは毎日のように見ていて見飽きた、なんて方もいらっしゃるかもしれません。

 シグナル伝達のメカニズムの研究は、現在、怒とうの勢いで展開されています。細胞増殖、分化、がん、免疫、発生、記憶などといった、ありとあらゆる生命現象に深く関わっており、現代生物学における花形的存在といっても過言ではないかもしれません。

 そこで本分科会では、シグナル伝達の研究の第一線で活躍されているお二人の先生に最新の成果をお話をしていただきます。澁谷先生はカエル、ハエ、線虫等を用いてBMPの下流のシグナル伝達経路を中心に、久本先生は線虫を主に用いて、多細胞生物におけるMAPKカスケードの役割を中心に研究を展開されています。お二人に共通していることは、カエル、線虫、ハエ、酵母、培養細胞といった複数のモデル系を用い、それぞれの系の利点を生かし研究を展開されていることです。

 この分野の最新の成果を是非お楽しみ下さいませ。