[開催報告] 九州-中四国支部 合同合宿セミナー

3/2-3の日程で、熊本大学にて九州支部-中四国支部合同の合宿セミナーを開催しました。九州・中四国地域の参加者を中心に、北は北海道、南は沖縄まで日本全国から24名の参加者が集いました。年齢層も幅広く、高校生から学部生、大学院生、助教と多くの若手研究者の方に参加していただきました。

初日は参加者同士での自己紹介の後、研究ピッチを行いました。研究ピッチでは異分野交流とサイエンスコミュニケーション能力の向上を目的に、「各自が興味のある研究の魅力を中学生にわかりやすく伝える」というテーマで、発表形式が自由な3分プレゼンを行いました。紙芝居風の発表や動画を利用した発表など、それぞれの個性が光る発表が行われました。また、発表後にはプレゼンに対するフィードバックとともに、発表内容に関する活発なディスカッションが展開されました。

研究ピッチでの受賞者は以下の四名です。
サイエンスコミュニケーション賞:津波古遥希さん
オリジナリティ賞: 鈴木那由 さん
研究インパクト賞: 石本太我 さん
最優秀プレゼンテーション賞:加藤壮一郎 さん

夜の懇親会では、生命科学にまつわる四択クイズ企画を開催しました。生命科学に関連した幅広いジャンルの問題に会場全体が大盛り上がりしました。また、夜遅くまで参加者同士で研究や日々の悩みについて白熱した議論が交わされました。

二日目の企画として、グループで四つのお題に取り組みながら研究能力の向上を目指す「研究クエスト」を実施しました。実験のトラブルシュートや研究室でのコミュニケーションについて考えるお題や、コドン表を用いた暗号解読、発想力を問うサイエンス大喜利など幅広いジャンルの課題に取り組みました。それぞれのグループの成果発表では鋭い着眼点のコメントが多く、大喜利では大爆笑をとる回答も多くありました。

この二日間を通し、九州・中四国地域を中心とした若手研究者の交流をもたらすことができました。今後も九州、中四国地域の若手研究者の交流の場を提供していきたいと思います。