実行委員長挨拶
「あなたを、多角的に見つめる」
第62回 生命科学夏の学校は、東北大学 片平さくらホールとオンライン特設会場で2022年8月26日(金)〜28日(日)にハイブリッド開催を予定しております。
近年、我が国は新しい社会の形としてSociety5.0を提唱しております。その実現に向けて研究者には、複数の分野・立場の人材が協力して研究を実施し社会課題を解決することが強く求められています。共創的な研究を推進し期待に応えていくためにも私たち若手研究者は、自身の専門分野以外の分野を広く知り、また深く理解する必要があります。その絶好の機会として今夏開催される「第62回 生命科学夏の学校」をぜひ活用していただきたいと考えております。
生命科学夏の学校は、生化学若い研究者の会が目的とする「これから生命科学研究を牽引する人材の育成」と「若い研究者ネットワークの構築」を実現するために毎年夏に開催している日本最大規模の滞在型研究会です。生命科学に携わる・興味のある研究者を対象としていることから、例年、多様な文脈を持つ若手研究者が集まります。今年度の「第62回 生命科学夏の学校」では、さらに研究交流を強化するため、60年分の現地開催の知識と、一昨年、昨年に培ったオンライン開催の経験を存分に活かし、ハイブリッドで開催いたします。多くの若手が距離的制限を越え、講演会や研究交流会を通して他者と議論することで、相互に異分野への理解を拡充していただければと思います。
今年度の特色を表現するため、ポスターデザインはイラストレーターのみつきさなぎ様に依頼しました。みつきさなぎ様の凛としたタッチと青を基調とした色使いが私たち若手研究者の純粋さと大志を、また月からのびる列車が遠方からでも参加できることを示しているなど、多数の科学・生物モチーフの集合体で「第62回 生命科学夏の学校」を表しております。夏学で出会う人や企画などあらゆるコンテンツを楽しみつつ、新しい研究領域を開拓するきっかけとして、また次世代を担う研究者へと成長する機会になれば幸いです。
それでは8月に皆様とお会いできることを心よりお待ちしております。
第62回 生命科学夏の学校
実行委員長 岩村悠真
東北大学大学院 医学研究科